日本医科大学図書館年報 (2008年度)

1.    活動報告

中央図書館

(1)   開館日数
362

(2)   入館者数
76,472

(3)   館外貸出冊数
10,029

(4)   相互貸借利用件数

 

受付

 

申込

学外からの受付件数

3,075

学外への申込件数

1,571

(内 獣医大)

(336)

(内 獣医大)

(35)

分室からの受付件数

1,142

分室への申込件数

334

受付総計

4,217

申込総計

1,905

(5)   所蔵資料(累計)

単行書(冊数)

雑誌(種類数)

45,823

15,868

61,691

2,883

2,457

5,340

 
   視聴覚資料(累計)(種類数)

CD-ROM

DVD

LD

ビデオテープ

その他

146

106

8

313

285

858

(6)   所蔵資料(2008年度受入分)

   単行書(冊数)

購入

寄贈

合計

洋 

881

57

180

10

1061

67

1,128


   雑誌(種類数)

購入

寄贈

合計 

洋 

208

310

114

66

322

376

698


   視聴覚資料(種類数)

CD-ROM

DVD

LD

ビデオテープ

その他

2

49

0

0

0

51


(7)データベース接続回数

データベース名

接続回数() 

備考

PubMed

47,384

無料

医中誌Web

34,751

利用契約20084月から

SCOPUS

1,774

利用契約200812月から

ISI Web of Knowledge

4,740

利用契約200811月まで

UpToDate Web

7,238

利用契約20086月から


(8) 電子ジャーナル利用数(契約パッケージ利用回数) (2006年度〜2008年度)

 

パッケージ名称

タイトル数
2008年)

2006年度

2007年度

2008年度

合計

1

Blackwell Synergy

391

11,158

11,675

10,731

33,564

2

BMJ

23

6,060

4,998

4,064

15,122

3

*EBSCO(MEDLINE with Full Text)

1,247

2,637

1,361

3,223

7,221

5

EBSCO(CINAHL with Full Text)

488

145

666

460

1,271

5

Karger

74

4,219

3,114

2,971

10,304

6

LWW

140

13,476

14,858

9,745

38,079

7

Nature

27

11,008

10,425

10,406

31,839

8

Oxford University Press

74

764

906

1,042

2,712

9

ProQuest

515

7,041

6,424

4,787

18,252

10

SpringerLink

588

6,088

9,279

8,902

24,269

11

Science

1

2,109

1,819

1,713

5,641

12

Science Direct

607

61,480

57,692

60,108

179,280

13

Thieme

32

2,241

689

476

3,406

14

Wiley

254

7,388

7,936

6,669

21,993

15

メディカルオンライン

563

26,899

37,550

63,291

127,740

 

合計

5,024

162,713

169,392

188,588

520,693

*2008年度よりEBSCOはデータベース名変更あり

Biomedical Reference Collection : Expanded edition + MEDLINEよりMEDLINE  with Full Textへ)

電子ジャーナルは主要出版社のパッケージを契約して購読タイトル数を確保し、維持提供している。
アクセス数は2006年と比べ2008年度は26,000件増加している。
(9) その他の活動報告

   【早朝・夜間利用ガイダンス】
開催回数(回) 中央図書館での受講者(人)

分室での受講者(人)

受講者(累計)(人)1

131 209

2

2,311

    1) 20037月からの早朝・夜間開館ガイダンス受講累計人数。退職者、実習生など、現在在籍していない人も含む。

   【調査依頼・問い合わせ等の件数】
内訳

件数

所蔵調査

551

書誌事項調査

62

利用案内

55

その他  2) 

396

1,064

    注2)その他 : データベース操作方法、電子ジャーナル全文へのアクセス方法、学会情報調査、PCの利用操作方法など。

   【利用オリエンテーション】
   図書館利用に関するオリエンテーションを、パワーポイントでの説明や、館内案内を交えて、年度初めや実習開始時に行っている。

対象者

開催回数(回)

人数(人)

新入生

4

100

臨床研修医

1

95

BSL  [5年生]

1

100

新入看護職員

1

150

看護・病院実習生(7校)3   

18

270

25

715

    注3)他校の看護学生が付属病院での実習期間中、図書館利用をする際に利用オリエンテーションを行っている。 

  【文献検索データベース講習会】

データベース

開催回数(回)

人数(人)

PubMed

10

11

医中誌Web   

17

17

その他のデータベース 4 

3

3

30

31

  注4)その他のデータベースは主にWeb of Knowledge (EndNote web含)

受講者層は、学生(主にBSL)の割合が比較的高く、BSL開始前後が需要のある時期と思われる。総数は、定時(毎週水・木 11:00〜)以外で 説明したものを含めている。
Web of KnowledgeWebベースのインターネット講習会(トムソンロイター主催)を7月〜10月に開催した。(11月で契約終了)

1階マルチメディアブース利用】

2008年度の使途の約69(1,560 / 総件数2,277)Web配信のE-Learning(講義-国家試験対策 CBT)の学生による自主学習だった。総利用件数は、E-Learningの導入にともない前年度比 1.28倍と増加している。
  映像編集機器は、アナログ撮影映像の編集、デジタル映像への変換対応となっているが、今日、デジタル撮影が普及していることを踏まえて、今後はデジタル撮影対応用のものを導入するのがよいと思われる。

【館内検索用パソコン利用】

 7月の業務用PCの新機種交換に伴い、2台を利用者用の検索専用PCに充てた。また、古いPCにはメモリーを増設して便宜を図った。

館内設置場所

2階(1台)

1階(8台)

地下1階(2台)

地下2階(1台)

利用回数 (回)

381

1,063

55

28

1,527

(10) ホームページ掲載トピックス

20085月 
【電子ブック ebrary の提供開始
4月より提供開始。基礎医学洋書約100タイトル、臨床医学洋書約1,265タイトル、その他人文科学・技術洋書約40タイトルを含む全1,496タイトルの洋書が利用出来る。
尚、ebraryの閲覧には、初回にebrary Readerをインストールすることが必要である。より効果的な利用のために、個人用ブックシェルフの作成も推奨している。

20086
【視聴覚室利用申し込み予約メールの受付開始
2月より試験運用していたが、4月より本稼動。
尚、メールでの受付はこれまでに利用をしたことがある場合に限っており、初めて利用される場合はカウンター受付のみとなる。(利用月の前月1日から予約可能)

20087
UpToDate オンライン版の提供再開
利用者より多くの要望が寄せられ、7月からオンライン版での提供が復活した。

20089
【電子ジャーナルの大量一括ダウンロードについて
7月に電子ジャーナルの大量一括ダウンロードが行われ、契約違反行為に当たるとして提供元(メディカルオンライン社)より使用停止となる事態があった。
全ての電子ジャーナルについて、契約上以下の行為は禁止されている。
* 個人の通常の利用範囲を超えると見なされるような、大量一括ダウンロード。
* データ内容の変更、再配布、複製など。

200810
【蔵書点検 結果報告
今年度新規不明資料は、図書8冊、視聴覚資料1点であった。

200811
Web of Knowledgeの契約が11月末に終了
EndNote Webで文献管理を行っている場合は、予めデータのダウンロードをし、保存する必要がある。

 20092
2009年購入雑誌変更のお知らせ
中央図書館 7誌(電子ジャーナルのみの提供に変更 5誌、休刊 2誌)
新丸子校舎図書室 2誌(購入中止)
武蔵小杉病院図書室 15誌(電子ジャーナルのみの提供に変更)
多摩永山病院図書室 11誌(電子ジャーナルのみの提供に変更)
千葉北総病院図書室 26誌(電子ジャーナルのみの提供に変更)

(11) 補助金等外部資金の獲得状況

図書館は例年、「文部科学省私立大学等経常補助金特別補助対象事業 高度情報化推進メニュー:教育研究情報利用支援」の補助金を申請しており、2008年度は図書館で契約したデータベース・電子ジャーナルなど18項目合計84,699,000円を申請し、41,544,000円の補助金を獲得した。

教育研究情報利用経費補助金申請・補助金獲得額推移

単位(千円)

年度

総経費(申請額)

補助金獲得額

獲得額/申請額

2003H15)年度

13,373

6,600

49.4%

2004H16)年度

14,158

6,100

43.1%

2005H17)年度

23,249

10,700

46.1%

2006H18)年度

43,112 

18,808

43.6%

2007H19)年度

46,707 

22,456

48.1%

2008H20)年度

84,699

41,544

49.0%

(12) 特殊資料室改修

   校史や貴重資料等の整理、保存のため、法人予算での特殊資料室(中央図書館3階)の改修工事が3月中旬から約1ヶ月をかけて行われた。



新丸子校舎図書室

1. 新入生オリエンテーションにおけるガイダンスの実施丸子校舎図書室

411日に行われた新入生オリエンテーション・新丸子校舎ガイダンスにおいて、英語教室の好意により同教室に割り当てられた時間の一部を使用し、初めて新丸子校舎図書室独自のガイダンスを行った。例年、図書館長および中央図書館事務室長が、図書館全般についてと、利用心得等の説明をしていたが、2008年度は、それに加え新丸子校舎図書室の司書が、図書室の案内、利用方法等について具体的に説明した。

2. 利用登録と貸出冊数

従来、新丸子校舎図書室では利用登録を行っていなかったが、個人情報保護の観点に立ち、新丸子主任の岡教授の了解を得た上で、必要最小限の情報で利用登録を行った。
2008年度の貸出冊数は503冊(うち学生421冊)で、教職員に関しては貸出冊数が減少したが、ガイダンスの効果か学生に関しては、前年度比29%の増加となった。

3. 管理棟3階閲覧室のレイアウト変更

 新丸子校舎図書室は、永らく3名の司書で運営してきたが、2007年度末に1名が退職し、2名体制となった。1名減となったことを機に、合理的に業務を遂行できるよう、また利用者が利用しやすくなるよう閲覧室のレイアウトを変更した。
閲覧席については、従来は、机8台、32席であったが、2009年度からの学生の定員増に備え、机2台、席数として4席増やした。一方、長年の懸案であったブラインドの交換が実現し、閲覧室全体が明るくなった。



武蔵小杉病院図書室

活動報告

1.開館日数:222
人員は1名で、2008年度から土曜(振替休日)・休祭日の交代要員無し。
登録済みの職員証及び臨時の登録カード(守衛室にあり)を使用することによって、閉室中でも図書室の利用は可能。但し、係員が不在時の貸出・返却は出来ない。

開 館 時 間

有 人 開 館

無 人 開 館

月〜金

土曜

日・祝・休

月〜金

土曜

日・祝・休

8:30-16:45

未実施 未実施

16:45-8:30

0:00-24:00

0:00-24:00

2.館外貸出:226
貸出は図書のみで、中央図書館と同様に雑誌は貸出していない。
昨年度に比して医師の利用は約2倍に増加し、学生の利用が約60%減少した。

医師

研修医

学生

看護師

その他

合計

   92

  42

 88

  36

  10

  268





3.複写件数:図書 813件 雑誌 1,298件  合計 2,111
貸出に比して、複写の方が約10倍の利用がある。主に雑誌の複写が多い。
雑誌が貸出禁止であることと、教科書的な図書よりも臨床報告を必要とする医師の利用が多いためと思われる。

4.相互貸借件数:受付件数57
今年度の申込については、図書室を通したケースが無く、全てオンラインとなった。

千駄木地区

永山地区

北総地区

獣医・その他

合計

   34

    13

    8

      2

   57

管理報告

1. 蔵書管理:図書
2008年度の図書予算は昨年度と同様に60万円であり、和書73冊(514,832円)、洋書3冊(89,679円)を購入した。合計は76冊で604,511円。
尚、寄贈図書については所蔵スペースに限りがあるため臨床医学を中心としたものに限っており、2008年度は無かった。

和書(冊) 洋書(冊) 合計()
購入 寄贈 購入 寄贈
2007年度まで 1,849 111 181 9 2,150
2008年度   73 0 3 0 76
累計  1,922 111 184 9 2,226

2.蔵書管理:雑誌
和雑誌の減少は「眼科臨床医報」と「日本眼科紀要」の2誌が2007年で終了し、2008年から合併して「眼科臨床紀要」になったため。

和雑誌(誌)

洋雑誌()

合計()

 購入

寄贈

購入

寄贈

2007年度

99

3 21

  1

124

2008年度

  98

3

21

  1

123

3.設備
「複写機」が8月に図書室内に設置された。従来は廊下にあり他の部署との共用だったが、医局員からの要望により図書室内に専用として設置される事が部長会及び院長によって許可された。




多摩永山病院図書室

1 蔵書

(1) 単行書

和洋別

和書

洋書

合計

所蔵冊数

2,078

309

2,387

2008年度受入冊数

購入

寄贈

和洋別合計

総計

65

63

2

0

0

63

2


(2) 雑誌

所蔵種数

190

111

301

2008年度受入種数

購入

寄贈

和洋別合計

総計

145

62

23

45

15

107

38


(3) 視聴覚資料


種類

CD-ROM

DVD

LD

ビデオテープ

その他

1

1

0

13

0

15

 2008年度には視聴覚資料は購入しなかった。

2 サービス

(1) 開室日数
  
211日
   入退室システムを導入しており、通常の開室時間帯(月〜金 9:00〜17:00)以外は、事前に登録してあれば、曜日、時間帯に関わらず入退室が可能となっている。

(2) 貸出冊数

利用者区分

教職員

学生

冊数

285

102


(3) 相互貸借

文献複写

現物貸借

依頼

受付

依頼

受付

学内

学外

学内

学外

学内

学外

学内

学外

0

0

54

6

0

0

0

0

文献複写の依頼は、すべて利用者自身が「文献複写・貸借オンライン申込システム」を利用して、中央図書館相互貸借係に申し込む方法を取っている。そのため、図書室独自で複写や現物貸出を依頼することはないので、0件となっている。

(4) 複写利用
   8,176枚(図書室内に設置されているコピー機でセルフコピーされた枚数)

3 その他

(1) 入退室管理システム日数

1998年度(1998年10月)に導入したクマヒラの入退室管理システムを、2008年度(2008年7月)に(株)アートのV-Lineに変更した。防犯カメラとの連動はしていないが、ID No.のみならず、所属や氏名もデータとして保存できるので、今後、利用状況の把握や分析に利用できるものと期待している。

(2) 防犯カメラ
図書室資料の無断持ち出し防止のため、2006年度(2007年1月)に設置した3台の防犯カメラでは、監視の行き届かない範囲があるため、2008年度(2008年7月)に防犯カメラを1台追加設置した。


千葉北総病院図書室

(1) 開館日数 : 228

(2) 貸出冊数 : 202

(3) 相互貸借利用件数  

申込

357件

受付

204件

(4) 所蔵資料

単行書

和洋別

合計

所蔵冊数

1,393

407

1,800

雑誌

和洋別

合計

所蔵種数

401

268

669

   視聴覚資料

種類

CD-ROM

ビデオ

7

1

8


(5) 受入資料


  単行書(冊数)

購入

寄贈

和洋別合計

総計

50

2

5

17

0

45

5

雑誌(種類数)

購入

寄贈

和洋別合計

総計

160

54

27

73

6

127

33

視聴覚資料

なし

  図書室の雑誌の棚が満杯になったので、2001-2002年の雑誌を地下の書庫に移動した。
単行書の棚も余裕がなく新規に購入した分が入らないため内容が古くなったもの、破損したものを中心に51冊(約60万円)を除却しスペースを確保した。


2. 社会的活動

1) 殿ア正明
  昭和54-現在 日本端末研究会 世話人代表
  昭和55-現在 日本端末研究会 機関誌「オンライン検索」編集委員長
  平成14-現在 Journal of Electronic Resources in Medical Libraries(Routledge)編集委員

2) 蓑輪眞知子
  平成20-現在 日本医学図書館協会 関東地区会事務局担当

3) 渡邉由美
  平成20-現在 日本医学図書館協会 ガイドラインワーキンググループ担当 

4) 村田泰子
  平成1310-現在 日本医学図書館協会 出版委員会委員

5) 富田麻子
  平成19-現在 日本医学図書館協会 機関誌「医学図書館」査読委員

6) 高瀬雅樹
  平成11-現在  日本端末研究会 世話人
  平成11-現在  日本端末研究会 機関誌「オンライン検索」編集委員


3.  

編著書

1) 殿ア正明
   「医学図書館」, 図書館年鑑2008(日本図書館協会), 2008, p.86-89
2) 殿ア正明
   情報検索演習 第6、恒星社、2008.

雑誌記事

1) 殿ア正明
  米国国立衛生研究所のPubMedおよびPubMed Centralにならって日本の医学関係書誌データベースおよび全文テキスト・データベースの
 無料提供システム構築に向けての提言. オンライン検索 2008;29(1/2):1-2.
2) 殿ア正明
  本邦初の頭部単純レントゲン撮影を行った済生学舎教師の丸茂文良医学士. (共著) 
  日本医史学雑誌 2008;54(2),145.
3) 殿ア正明
  済生学舎出身の旧制金沢医科大学学長須藤憲三に関する新事実.(共著)
  日本医史学雑誌 2008;54(2),148.
4) 殿ア正明
  フーフェランドの「医戒」から引用した校是「克己殉公」を実践した小此木信六郎.(共著)
  日本医史学雑誌 2008;54(2),150.
5) 殿ア正明
  PubMedにおける1949年以前の雑誌バック・ファイル収録状況の分析.)
  オンライン検索 2008;29(3/4):71-76.


6) 中村有意
  2003/2004-2006/2007NHS North West health librariesの相互貸借およびドキュメント・サプライの動向(抄訳)
  オンライン検索 2008;29(3/4):
124-125.

資格取得

1) 中村有意
 平成20年7月 日本医学図書館協会認定資格「ヘルスサイエンス情報専門員」初級取得


4. 今後の課題

中央図書館は、学内又は自宅からも利用できる電子図書館機能を提供してきている。電子ジャーナルは、約5,000(メディカル・オンライン国内雑誌約560誌を含む)を数え、データベースは医中誌Web、世界のデータベース500以上を利用できるDialogScopusCINHALPubMedUpToDate等を導入して検索結果から全文テキストを読むことが可能な環境整備を行って来ている。これらの電子図書館機能を使いこなす技術の教育を学部の早い時期に必修科目として提供する事が望まれる。

また、書庫スペースの狭隘化は、中央図書館をはじめ各分室とも共通の問題となりつつあり、特に千葉北総病院図書室は、病院創設時仮のスペースとして狭く設けられたという経緯から現在まで分散して資料が管理されてきており、北総地区の看護学校図書室も含めた合同図書館の設置が将来に向けて望まれる。